2017-01-07

長倉顕太さんと無愛想のススメ

もしも、尊敬しているひとは誰ですか?

って聞かれたら答えるお一人、長倉顕太さん(パブリッシャー・作家)。

なぜなら、人を世に広めるプロだからです。カッコ良くないですか?裏で表に立つ作家をサポートして結果を出せる人って。裏だけじゃなく、自らも表に出てカッコいいのもカッコいい。

長倉さんがプロデュースした池田潤さんの『無愛想のススメ』。発売から4日で重版決定だそうです。とても面白い。なにが面白いかというと、、、

内容は真面目、戦略が面白い。

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池田潤さん著/長倉顕太さんプロデュース『無愛想のススメ』横浜SOGOにて

手に取りたくなる工夫。外見も中身も、引っかかりが沢山ある本。長倉さんプロデュース、ってことはこういうことかと。あなたも発信したり人をプロデュースするなら是非、手に取ってみてほしいです。

なぜ、数々のベストセラー著者をプロデュースしている長倉さんがこの本を作ったか?作った人の気持ち、戦略を感じてみるのも面白いかもしれません。

電子書籍も発売予定だけど、紙の本がオススメです。なぜなら、ネットの時代だから。紙に刷られたピンク色の発色。初めて見る紙の触感。とても記憶に残ります。

池田さん、長倉さん、ごめんなさい。わたしもこの戦略、ラブレターに応用しようっと・・

 

さて、内容は?というと・・

人間そのものな本

最初、「キウイを食べたら硬くて酸っぱかった」みたいな、若さ、尖りを感じました。けれど、読むうち全然違った印象を持ちました。冷たいようで優しい。無愛想でいい。やりたくないことはしなくていい。どこまでも肯定してくれます。

池田潤さんは作家でありコーチです。この本は池田潤さんが、ガツンとぶつかってきます。最初読むのに抵抗があるけれど、読んだ後いつも横に置いておこう、と思うような本。強引に言ってしまえば

モテ力のある本。

「また見よう」「頻繁に見るだろう」って思う本です。一回限りじゃなく何度も見るだろう本。

自分は、行き詰まったとき読みたくなるような在り方の本が好きなのかもなぁ

以前、長倉さんの『超一流の二流を目指せ!』を読んだとき、「迷ったとき、この本を開けばいい!」って思ったんです。この本を開けば、迷いがなくなる。池田さんの本も、そんな本でした。コーチみたいな本。厳しく感じる言葉も、本質に思えます。

売っておしまいじゃなく、売って始まるもの

「長くそばに置いて、だんだん育くまれる愛」

そんな関係性を続けていける本かもなあ、と感じました。

まず、見つけてもらうことは重要だから、キャッチーな表現でみせる。反して、内容は深く。

だからか、いつまで経っても何かわからない不思議な魅力があります。

例えば、これが黒い本だったら
固くて暗く思えたかもしれない。

賢いものをバカっぽく。
重たいものを軽やかに。
パンクなものをポップに。
ネガを打ち消すポジの掛け算。

これからの時代どのように生きていけばいいのか、答えの一つがここにあると思いました。

これで1400円。ありえない!

そのくらい学びがあります。

私は元々パンク好きだからか、
この本の軸にある、周りを認めつつ自分の生き方をすることは得意です。

けれど、本当にそれでいいのかな?って思うこともあるんです。でも、

「それでいいのだ!」ってバカボンのパパみたいに、全肯定で言ってもらった気分になります、この本を読むと。

何かを選択するということは
何かを選択しないということ。

愛想のいい人にも
愛想の悪い人にもオススメです。

この本の好きな言葉

buaiso

自分にとって重要なことをやっていく、ということ。

 

これも好き。重要。

buaiso

↓何食わぬ感とは、たぶん、こんな感じ。

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アイキャッチの安達元一さん×長倉顕太さん

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